【初心者向け】ガラケーからスマートフォンへ|携帯会社・プランの選び方
ガラケーからスマートフォンへ乗り換える際に、どのプランを選んだらいいのか、格安SIMとか聞くけど、どこの会社を選んだらいいのか、選択肢が多すぎて迷ってしまう、といった悩みを持つ人は少なくないと思います。
前回、ガラケーからスマートフォンへ乗り換える際に、どんな機種を選んだらいいのかについて紹介しました。
機種を選んだ次のステップとして、今回は携帯会社、プランの選び方を紹介します。
この記事を読むと、自分に最適な携帯会社・プランを見つけることができるようになります。
携帯会社について
携帯会社には、MNO(Mobile Network Operator:移動隊通信事業者)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)の2種類があります。
また、その中間的な位置づけとして、MNOの「サブブランド」と呼ばれるサービスもあります。
MNO(キャリア)
MNOとは、自社でモバイル用の回線網を持って通信サービスを提供している会社です。
ドコモ、au、ソフトバンクがそれに当たり、3大キャリアと言われてきました。
現在、楽天モバイルが加わり、4大キャリアと言われています。
ここでは、新規参入した楽天モバイルと従来からある3大キャリアとは区別して特徴をあげたいと思います。
まず楽天モバイルの特徴は、
- 自社回線のため、混み合う時間帯も速度低下はあまり見られない
- ワンプランでわかりやすい段階的価格設定(1GB未満は0円〜無制限に使っても税込3,278円)
- アプリを使えば通話料無料
- 店舗での対面サポートあり
- 電波が届きにくいエリアがある(2021年11月時点)
といったことが挙げられます。
次に、3大キャリアの特徴は
- 自前の回線のため、混み合う時間帯も速度低下はあまり見られない
- ガラケーで使っているメールアドレスを引き継ぐことができる
- 多くの店舗で対面サービスが受けられる
- 少容量から大容量までいくつかのプランがあるが、プランの値段が高い
といったことが挙げられます。
3大キャリアから、楽天モバイルに対抗する形で新しい料金プランが発表されました
これらの特徴は次のとおりです
- 自前の回線のため、混み合う時間帯も速度低下はあまり見られない
- 従来の料金より安い
- ネットでの申し込みのみで、店舗での対面サポートは受けられない
- キャリアメールは使えない
- povoとLINEMOには少容量の格安プランがある
MNOサブブランド
MNOが運営する格安サービスで
が該当します。
MNOと次に紹介するMVNOの中間に位置するサービスです。
共通する特徴は
- (3GB)、15GB、25GBのプラン
- 店舗での対面サポートあり
- 比較的安価な価格設定(家族割り、セット割りなどお得な割引あり)
- MNOと同等の回線速度
などが挙げられます。
MVNO(格安SIM)
一方で、MVNOは、自社で回線網を持たず、MNOから回線を借りて通信サービスを提供する会社です。
「格安SIM」とも言われます。
その特徴は、
- なんといっても料金が安い
- 回線速度の切り替え(高速/低速)ができ通信容量を節約できる
- 借りている回線のため、混み合う時間帯(通勤時間帯、昼休みの時間帯など)は速度低下がある
- ほとんどがオンラインでの申し込みで対面サービスは受けられない(ドコモが提携する「エコノミーMVNO」は対面サービスを受けることが可能)
などが挙げられます。
携帯会社・料金プランの選び方
上で説明した携帯会社やプランをふまえて、それぞれの携帯会社やプランがどんな人が向いているのかを説明します。
楽天モバイル
ある程度人口の多い地域に住んでいるのであれば、以下の理由から初めてスマートフォンを持つ人にはおすすめの携帯会社です。
- 店舗の展開があり対面でのサポートが受けられる
- 3ヶ月の無料期間に自分がどれくらいの容量が必要かを知ることができる
- 事務手数料が無料のため無料期間に試した結果、他の会社がよければ乗り換えることも可能
楽天モバイルをすすめる理由は以下の記事で詳しく書いているので参考にしてください。
3大キャリア(docomo、au、ソフトバンク)
- 携帯電話のメールアドレス(※)でつながっている人が多く、メールアドレスを変更するのが大変な人
- 身近にセットアップを手伝ってくれる人がいない人
- 少々高くても受け入れることのできる人
については、それまで使っていた携帯会社でスマートフォンに機種変更するのをおすすめします。
(※)ここでいうメールアドレスは、〜@docomo.ne.jp、〜@ezweb.ne.jp、〜@softbank.ne.jpといった各キャリアのメールアドレスのことです。
また、高いといっても「初めてスマホプラン」など、容量が少ない代わりに、比較的安い値段のプランも各社から出ていますので、とりあえずそれで契約して、慣れてから再検討するのもいいかと思います。
3大キャリアの格安プラン
メールアドレスにこだわりはなく、できれば安い方がいい。だけど、大手キャリアの方が安心する、という人向きのプランです。
au(povo)、ソフトバンク(LINEMO)では、容量が少ない代わりに格安SIMと同程度の値段でスマホライフを送ることが可能です。
格安SIMの場合、慣れてくると、混雑する時間帯の回線速度の遅さが気になる人も出てくると思います。
そのような時の選択肢になります。
オンラインのみの対応となりますので、身近に相談できる人がいない人にはハードルが高いと思います。
3大キャリアのサブブランド
3大キャリアの格安プランと同じような位置付けにありますが、店舗によるサポートが受けられるのがメリットです。
身近に相談できる人がいないような場合には選択肢になると思います。
格安SIM
極力、費用を抑えたい人におすすめの選択肢です。
ただし、店舗での対面サポートがほとんどの場合期待できないため、身近に相談できる人がいない場合はハードルは高いと思います。
最近、ドコモが、系列の格安SIM会社をドコモショップでサポートすることを発表しました。
費用を抑えたいけど相談できる人がいない、といった人は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、初めてのスマートフォンよう携帯会社、プランの選び方を説明しました。
最近になって、各種手数料の無料化や期間で縛りのあるプランの廃止など、消費者にとって携帯会社を乗り換えやすい環境が整ってきました。
携帯会社の発展を阻害しないという前提であれば、消費者にとってはいいプランに気軽に乗り換えることができ、より便利に、より安い値段でスマートフォンを使うことができる世の中になりつつあります。
このような環境にあるからこそ、思い切ってガラケーからスマートフォンに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。