スマホのデータを無料でバックアップするおすすめの方法【iPhone編】
スマートフォンの急な故障で、保存していた大事なデータをなくした経験がある人はいませんか?
業者に頼んで大きな出費をしてしまった人もいるのではないでしょうか。
スマホ歴13年の私が、iPhoneユーザーに向けて無料でできるデータのバックアップ方法を説明します。
以下で紹介する方法を実行すれば、大事なデータをなくさずにすみます。
データをなくす場合は?
データをなくすのは次のような場合があります。
- 画面割れで操作ができなくなった
- 水没させてしまった
- 突然電源が入らなくなった
- 紛失した
私にはそんなことは起こらない、と思っている人はいませんか?
私もそう思っていましたが、実は、4年ほど前にiPhoneをなくしてしまったことがあります。
その時は、機種変更したばかりだったので、パソコンにデータ移行のためのバックアップが残っていて、ほとんどのデータを取り戻すことができました。
上にあげたことは、誰にでも起こることと思って、転ばぬ先の杖ならぬ、壊れる前のバックアップをおすすめします。
iPhoneの一般的バックアップ方法
iPhoneの一般的なバックアップ方法には
- パソコンへのバックアップ
- iCloudへのバックアップ
の二とおりがあります。
パソコンへのバックアップ
iPhoneをパソコンに接続して、Finder(Mac)またはiTunes(Windows PC)というソフトを使ってパソコン内に保存する方法です。
設定により、ネットワークを通じてバックアップすることも可能です。(iPhoneとパソコンが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります)
ただし、バックアップという行為を毎回行う必要があり、忙しくて時間がなかったり、バックアップを忘れてしまうと、古いバックアップしか残らないことになります。
パソコンを持っていて、忘れずに一定の周期でバックアップできる人、自宅などにWi-Fiの環境がない人などには、iPhone内のデータすべてを無料でバックアップするおすすめの方法です。
iCloudへのバックアップ
iCloudは、Apple社が提供するクラウドサービスで、Apple IDを持つ人に無料で5GBのクラウドストレージが提供されます。
無料プランの他に、50GB:130円、200GB:400円、2TB:1,300円(それぞれ月額)というプランもあります。(ファミリーでシェア可能)
このiCloudにiPhone内のデータをバックアップすることができます。
「iPhoneが電源に接続され、ロックされ、Wi-Fi又はモバイル通信ネットワークに接続されているときにAppとデータがバックアップされます」とあるとおり、設定すれば、充電している時に意識しなくても自動でバックアップされます。
ただ、無料プランの5GBでは使っているうちに容量が足りなくなります。
そこで、Wi-Fiの環境があることが前提ではありますが、以下で無料の範囲内でできるバックアップ方法を紹介します。
スマホのデータを無料でバックアップするおすすめの方法
バックアップの対象を選ぶ
すべてのデータを無条件にバックアップしようとすると、5GBはそう長く経たないうちに足りなくなります。
そのため、iCloudにバックアップするデータを選びます。
特に、写真や動画は一つのファイルサイズが大きいためiCloudの容量を圧迫する要因となります。
そこで、写真や動画はiCloudへのバックアップをあきらめ、「Googleフォト」にバックアップし、それ以外のデータをiCloudバックアップするように設定します。
そのほかのデータについては、容量に余裕のある間はすべてのデータをiCloudにバックアップするように設定しておいてもいいと思います。
容量が不足してきたら、必要のないデータをバックアップの対象から外す必要が出てきます。
個人的には、
- 電話帳
- LINE
- メッセージ
- メモ
などが重要ではないかと思います。
人によって重要度は異なりますので、容量をみながら決めてください。
iPhoneの場合、メールは、原則としてIMAPというメールサーバーと同期する形式なので、データはサーバーに残っており、バックアップの必要はありません。
新しいiPhoneで同じアカウントに再ログインすれば、以前と同じように同期されます。
写真・動画のバックアップ
GoogleフォトはGoogle社が提供する、写真・動画のストレージサービスです。Googleアカウント(Gメールアドレス)があれば、15GBまで無料で使うことができます。
写真・動画を「Googleフォト」にバックアップする手順は次のとおりです。
- 「Googleフォト」アプリをインストールする
- Googleアカウントでログインする(Googleアカウントがない場合は作成する)
- 「バックアップと同期」を「オン」にする
- 「アップロードサイズ」を選択する
上記の設定を終えると、写真・動画については自動でバックアップされるようになります。
なお、「アップロードサイズ」については「元の画質」と「保存容量の節約」の二つの設定がありますが、「保存容量の節約」にしても、肉眼ではほとんどその差に違いが見られないという報告が多数上がっており、「保存容量の節約」がおすすめです。
また、「モバイル通信を使用して写真をバックアップする」「モバイル通信を使用して動画をバックアップする」を「オン」になっていると、バックアップに通信容量が消費されますので注意が必要です。
そのほかのデータのバックアップ
そのほかのデータについては、iCloudにバックアップします。
設定の手順は次の通りです。
- 設定アプリを開きいちばん上の自分の名前の部分をタップ
- iCloudをタップ
- 「写真」をタップし「iCloud写真」をオフにする(オンになっている場合)
- 前の画面に戻って「iCloudバックアップ」をタップし「iCloudバックアップ」をオンにする
- 前の画面に戻ってバップアップするアプリをオンにする
また、iCloudについても、「モバイル通信経由でバックアップ」が「オン」になっていると通信容量を消費するので注意が必要です。
まとめ
以上、スマートフォンのデータを無料でバックアップするおすすめの方法を紹介しました。
現在、バックアップの設定をしていない人は、ぜひ参考にしてデータを失くす前に設定してみてください。
また、Wi-Fiの環境がない人も、パソコンに定期的にバックアップを行うほか、iCloudの設定で「モバイル通信経由でバックアップ」をオンにしたうえで、電話帳など必要最低限の項目のバックアップについて検討することをおすすめします。
ちなみに私は、iCloudの有料プラン(月130円:50GB)を利用しています。
ペットボトル1本分の料金で安心が買えるならと、無料プランからアップグレードしました。
そこに、自分と妻のiPhone、iPad1台分のデータをバックアップしています。
データ量がそれほど多くないこともあり、写真も含めて全てをバックアップして、今のところ約20GB程度で済んでいます。
選択肢の一つとして、参考までに紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。